「不動産は持っていれば安心」と考えて、長期保有を続けている経営者や資産家の方は多くいらっしゃいます。
実際、不動産は資産形成に有効な手段の一つですが、時が経つほどに見えにくいリスクが積み重なっていくことをご存じでしょうか。

長期保有で膨らむ4つのリスク

  1. 維持コストの増加
    固定資産税や修繕費、保険料、管理費など、保有しているだけで毎年コストがかかります。特に老朽化が進むと、大規模な改修が必要になるケースもあり、収益物件であっても利益を圧迫します。
  2. 資産価値の下落
    人口減少やエリアの需要低下、建物の劣化、法改正による利用制限などにより、不動産の価値は徐々に下がっていく可能性があります。自然災害による被害で、価値が一気に毀損するリスクも無視できません。
  3. 換金性の低さ(流動性リスク)
    不動産はすぐに現金化できる資産ではありません。特に築古物件や特殊用途の不動産は、買い手がつかず長期間売れ残ることもあります。
  4. 相続・法務リスク
    相続時に複数の相続人が関わると、不動産の共有名義が管理・売却の合意を困難にし、親族間トラブルへ発展するケースも増えています。

法人保有の不動産はさらに複雑に

法人で複数の不動産を抱えている場合、問題はさらに深刻です。経営資源が不動産管理に取られ、本業への集中が阻害されたり、不動産の含み損が財務に影響するケースも。また、後継者が不動産管理に関心を持たない場合、事業承継の障害になりかねません。

解決策は「不動産M&A」

こうした問題を根本から解決できるのが「不動産M&A」です。これは、不動産そのものではなく、それを保有する法人の株式を買い手に譲渡する手法で、特に複数物件を保有しているケースで効果を発揮します。

不動産M&Aの主なメリット

  • 複数物件を一括で処分し、早期に現金化できる
  • 不動産取得税や登録免許税が不要で、税負担の軽減が可能
  • 管理負担・経営リスクからの解放
  • 通常の売却では難しい物件でも、法人の価値込みで売却先が見つかる
  • 相続・事業承継対策にも有効

専門的な取引だからこそ、信頼できるパートナー選びを

不動産M&Aは、不動産・税務・法務・会計などの知見を横断的に必要とする専門的な取引です。成功には、豊富な実績と専門性を兼ね備えたパートナーの支援が不可欠です。

  • 不動産とM&A両方に強いか
  • 買い手候補のネットワークが豊富か
  • デューデリから契約・クロージングまで一貫対応できるか
  • 守秘義務を徹底しているか

これらの観点から慎重に選定することで、トラブルを避け、最適な形での資産整理が可能になります。


不動産の整理にお悩みの方は、ぜひご相談ください。
不動産M&Aパートナーズ株式会社では、不動産とM&Aに精通した専門家が、複雑な状況にも対応できる最適な戦略をご提案いたします。無料相談も承っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。


必要に応じて、御社情報やお問い合わせフォームへのリンクを文末に追加するのが効果的です。修正やトーン調整も可能ですので、お気軽にお申し付けください。

投稿者プロフィール

中田清志郎
中田清志郎
シニアアドバイザー
兵庫県立大学卒業後、地方銀行に約10年間勤務し法人新規営業等を担当、その後大手生命保険会社を経て保険代理店勤務。
ファイナンシャルプランナーとしてコンサルティング業務を得意とする。
2級ファイナンシャル・プランニング技能士